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2017年9月

変形性膝関節症(症状編)

こににちは、Adettoの森です。

前回に引き続き「変形性膝関節症の症状編」となります。

変形性膝関節症は初動時に著しい関節運動時痛・荷重時疼痛・運動制限・可能域低下・周囲筋の

筋力低下をきたします。

滑膜炎を伴うことも多く、関節水腫を呈します。FT関節やPF関節の疼痛・圧痛が特徴的ですが、

これに対する逃避性の代償動作により膝関節周辺の様々な部位にも疼痛を呈します。特に、

大腿直筋の緊張亢進による膝関節伸展モーメントの増大は、膝関節の各組織に種々のメカニカルストレスを

加え、膝周囲の疼痛増大をもたらします。

 重症度分類としてKellgren-Lawrence grading scale(K/L分類)が知られています。

障害構造としては歩行、椅子からの立ち上がり、立位から椅子への座り込み、しゃがみ込み、階段昇降など

移動動作を主とする日常生活活動(ADL)が制限されます。

次回は、変形性膝関節症の原因の分類について記載したいと思います。

 

 

出張パーソナルトレーニング専門 Adetto


TEL:03-3715-2808(24時間電話受付対応)

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変形性膝関節症(原因編)

こんにちは、Adettoの森です。

約5カ月ぶりの更新となってしまいました。

今回は「変形性膝関節の症の原因」について記載していきます。

原因

変形性膝関節症は、大腿骨頭と寛骨臼の関節面の適合が一致しなければ関節運動や荷重は

膝関節への負荷となり、関節内に炎症性サイトカインが出現して炎症が起きます。

滑膜細胞などからタンパク質分解酵素(MMP)やアグリカナーゼが分泌され、硝子軟骨の細胞外器質が

分解されます。

 このような過程が長期間にわたって繰り返されると、硝子軟骨の粘弾性失われ、荷重などの物理的刺激に

対する抵抗性は著しく低下します。このような状態に陥った関節軟骨に関節運動や荷重が加わると、硝子軟骨の摩耗・

亀裂やアポトーシスによる軟骨細胞の消失などが起こり、関節烈隙の狭小化をきたします。

関節面の適合不一致はさらに悪化し、病態が進行していきます。軟骨下には荷重負荷の圧縮力により

像牙状硬化します。荷重部に一致して嚢胞状の骨破壊が起こり、骨嚢胞が出現します。

関節を安定化させる修復機転として非荷重部に骨増殖性変化が起こり、骨棘が形成されます。

これが膝の痛みとなり、荷重や運動時に痛みが伴います。

 

 

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