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スタッフブログ

変形性腰痛症のリハビリトレーニング

病態

椎間板は、髄核の水分減少により弾力性が失われると荷重負荷により椎体間から膨隆し、

次第に変性・硬化していきます。椎間板の弾力性が失われて変性に陥ると椎体間は狭小化し、

これに伴って椎間関節の正常な適合も失われていきます。変性の進行に伴って脊柱を安定化

させる代償性変化として椎体辺縁に骨増殖変化が起こり、骨棘が形成されます。

骨増殖性変の化が進行し、上下の骨棘が癒合したものを架橋形成といいます。

変性の進行に伴って腰椎のalignmentも変化し、側弯変形や回旋変形をきたしていきます。

椎体関節は変形性関節症をきたし、関節裂隙の狭小化が起こる。

仙腸関節も正常な適合が失われて変形性関節症をきたし、可動制限を呈していくことが多いです。

また、椎間板変形の進行した腰椎に剪断負荷が持続して加わると、椎体が前方あるいは後方に

すべって腰椎の不安定性をきたします。

この状態を腰椎変性すべり症といい、L4に好発します。

原因

加齢に伴う椎間板の変性による脊柱のalignment変化の進行が原因として最も多いが、

腰椎椎間板ヘルニアなどの繊維輪や髄核の損傷が椎間板変性に進行し、若年性発症を

起こすものも少なくない。

症状

腰椎と腰椎可動制限を呈する。これによる姿勢変化や代償動作が他部位のさまざまな

症状を引き起こす。

X線所見

椎体間狭少化・骨棘形成・架橋形成・側弯変形・回旋変形・椎間関節狭小化・仙腸関節変性などが

みられる。腰椎すべり症では椎体の前方偏位がみられる。

合併症

・腰部脊柱官狭窄症→椎間板・骨棘形成・黄色靭帯の変性膨隆硬化などの退行変性によるもの。

評価

・疼痛評価・姿勢評価・骨盤運動、

・質量中心(上・下肢質量中心・身体重心・足圧中心、座位質量中心と座圧中心)

・基本動作評価(前屈・後屈・側屈・回旋・スクワット)

治療

・股関節可動性の拡大

・体幹の安定性

・腹横筋エクササイズもしくは腹圧上昇エクササイズ

・端座位体幹保持エクササイズ

 

変形性胸椎症のリハビリトレーニング

胸椎・胸郭の機能解剖学

12個の胸椎、12対の肋骨、1個の胸骨から構成される

胸椎・肋骨・胸骨

関節・靭帯

肋推関節・胸肋関節

胸郭の運動

肋骨の運動軸(ポンプハンドルモーション、バスケットハンドルモーション)

呼吸

吸気筋(横隔膜・肋間筋)

吸気筋(強制吸気筋)…斜角筋、胸鎖乳突筋、僧帽筋、脊柱起立筋、大胸筋、小胸筋

呼気筋

胸郭の機能に影響を与える軟部組織

横隔膜・多裂筋、腹横筋、骨盤底筋群、

腰部骨盤帯のローカルシステム

(横隔膜、腹横筋、腰部多裂筋深層繊維、骨盤底筋群などで構成される腰部骨盤帯の安定に寄与するインナーユニット)、

腰方形筋、腹斜筋群、胸腰筋膜、斜角筋、腹直筋、上後鋸筋、下後鋸筋、長、短肋骨挙筋、胸鎖乳突筋、広背筋、

脊柱起立筋(棘金、最長筋、腸肋筋)、大胸筋、前鋸筋、腸腰筋

病態

椎間板や椎間関節の退行変性に伴って脊柱のalignmentに変化を及ぼし、様々な症状を呈するものがあるが、

胸椎は肋骨と肋間関節を形成しているため胸郭に症状が出現することが多い。X線では、胸椎椎体の骨棘形成や

肋堆関節のalignment変化などがみられる。

胸郭前方部の病態観察

肋骨リングの配列(第5肋骨リングのレベルにおいて凹凸状の不規則な配列が顕著に表れる。

→右外腹斜筋による強い牽引作用が考えられる。

胸郭背側面の病態観察

肋骨リングの回旋位の定着による肋堆関節への影響

→肋堆リングの回旋位の影響は肋堆関節の運動に影響を与える。

例えば第5肋骨リングが左回旋している場合は、左肋骨は後方回旋、

右肋骨は前方回旋位にある。左肋骨の後方回旋位の定着は呼気時に生じる

肋骨の前方回旋を妨げ、右肋骨の前方回旋の定着は、吸気時に生じる肋骨の

後方回旋を妨げる。

リハビリトレーニング

・腰部骨盤帯のローカルシステムに対するアプローチ

・外腹斜筋に対するアプローチ

・肩甲胸郭関節に対するアプローチ

・股関節に対するアプローチ

・腰筋へのアプローチ

変形性脊椎症のリハビリトレーニング

分類

後頭骨ー環椎ー軸椎で構成される上位頸椎と、

C3-7で構成される下位頸椎で分類されます。

病態

椎間板の退行性変化が基盤とあり、その変化が周辺組織に影響を及ぼす結果、

脊髄、神経根、交感神経を刺激・圧迫してさまざまな症状を呈する。

椎間板の変性は20歳前後から生じており、修復脳に乏しい組織のため変性過程が進行すると、

椎間板膨隆、椎体後方および椎間孔周辺の骨棘形成などの変形性変化、黄色人体などの諸靭帯の変性により、

脊柱管が狭窄した結果、症状の発現にいたります。

また、椎間板や諸靭帯の脆弱性、椎間関節軟骨の変性により、頸椎の支持性が低下して異常動揺性を起こした

結果、症状の発現にいたります。

脊椎の退行性変化は下記になります。

①機能不全期…椎間板に変性が生じ、椎間関節に滑膜炎が生じる時期

②不安定期…椎間板機能は破綻し、椎間関節に変性過程が進行して不安定性が生じ、

神経絞扼症状の強い時期です。

③再安定期…骨棘や椎間関節の肥厚が生じ、脊柱官が狭窄する時期です。

原因

加齢変化、力学的負荷の蓄積(姿勢、動作)

頸椎の変性が起こりやすい部位はC3-4、C4-5、C5-6の下位頸椎で多い。

症状

椎間板の退行性変化が基盤となり、脊髄、神経根、交感神経を刺激および圧迫して様々な症状を呈する。

頚椎症による症状は、局所症状、神経根症、脊髄症に分類される。

局所症状では、頸部痛、項部痛、かたこりなどを訴えます。

神経根症では、頸部、肩、腕の疼痛、上肢への放散痛や手指のしびれ感などが主な愁訴。

上肢の筋委縮、筋力低下、知覚異常、腱反射の異常などを伴うことが多い。

脊髄症では、手指のしびれ感、手指の巧緻性障害、歩行障害、四肢の知覚異常、上肢および下肢の腱反射異常を

認めることが多いです。

リハビリ

・左右の椎間関節の関節面を整える

・胸腰筋膜の左右差を整える

・胸郭の正中化を促す

・頭部と胸郭の軸を感覚的に統合する

・他部位との運動連鎖を考慮する

合併症

・頸椎症性神経根症

・頚椎症脊髄症

変形性膝関節症(筋収縮力改善運動)

だいぶ久しぶりの更新となってしまいました。

引き続き、変形性膝関節症の今回のテーマは「筋収縮力改善運動」です。

筋収縮力改善運動の目的は、

①弱化した筋の機能改善

②関節安定性の改善

③立位姿勢平衡の改善

留意点としては、

①筋機能には、

ⅰ、収縮により、関節を安定させる

ⅱ、求心性収縮により関節運動を生じさせる

ⅲ、遠心性収縮により衝撃吸収を行う

ⅳ、感覚器に分類できる

OAでは、膝と股関節周囲筋の等尺性筋力は

同年代の健常者と比較して有意に低下しており、

外部膝関節内反モーメントと筋力は負の相関関係が認められた。

以上のことから、筋収縮の改善はOAにとって重要であることがわかる。

②筋は関節の安定性獲得と関節運動を導くことが要求される。

筋は体重支持筋と非体重支持筋に分類され、体重支持筋は関節を安定させる

作用に、非体重支持筋は関節トルク発生に関与する。

このことにより、やり方を間違えれば、強い収縮力をもつ筋をもっと高め、

本来改善すべき弱い収縮力をもつ筋をまったく使わなくなってしまうという

結果に陥りやすいため注意が必要である。

③立位での方向により、一つの視点だけではなく、全身的視点から下肢と体幹の

筋機能を改善する必要がある。

④方法論として、OKCとCKCがある。OAにとってどちらの方法が適切なのかという

議論は必要なく、患者にとってどこの筋の、どのような機能が必要であるか、

そしてそれを改善するためにはどのような方法がよいのかを考えながら実施していく必要がある。

⑤最大筋力の改善は必ずしも必要ない。課題に応じて筋緊張を制御できる能力の改善を主目的とする。

最初は低負荷で、可動域全般にわたって筋緊張を制御できるようにする。

 

 

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変形性膝関節症(関節可動域運動)

こんにちは、Adettoの森です。

今回のテーマは「変形性膝関節症のための関節可動域運動」です。

膝関節ROMの減少は姿勢や動作に影響するだけではなく、ADLにも影響を与えます。

評価では可動域制限を起こしている要因を改善します。

◆1、目的

①関節面alignmentの改善

②関節の遊びの改善

③関節主運動、副運動の改善

◆2、留意点

①関節可動域運動を行う前にリラクセーションを十分に得る必要があります。

タオルやクッションを用いて支持面を確保し、パーキングポジションを用いて

リラクセーションを測ります。

②膝蓋骨の滑動性を改善するために徒手によるモビライゼーションを行います。

③緊張が亢進している筋に対して直接圧迫します。

筋が本来もつ伸張性や粘弾性の改善を目的に、筋線維の走行方向と直角に

筋をモビライゼーションします。

④腸脛靭帯のタイトネスは膝関節伸展制限を生じさせます。

腸脛靭帯には大腿筋膜張筋、大殿筋上部線維、中殿筋、外側広筋、大腿二頭筋短頭が付着します。

それらの筋のリラクセーションを図るとともに、腸脛靭帯のモビライゼーションを十分に行います。

⑤立位では胸椎後湾や股関節伸展制限があると、それを補償するために膝関節屈曲が生じます。

肩関節や股関節の可動域制限は立位や動作での膝関節可動性に影響を与えます。

したがって脊柱可動域制限、股関節可動域制限、肩関節可動域制限は改善する必要があります。

⑥変形性膝関節症では足指を把握機能として使われません。

立位動作では足指伸展筋群の過緊張が観測されます。

それによって足指MP関節の屈曲可動域が著しく制限されます。MP関節屈曲が起きないと

足底内在筋が機能せず、姿勢制御の面から不利となります。

足指MP関節可動域の改善は必ず行う必要があります。

⑦他動的運動から自動運動による関節運動につなげていきます。

⑧膝関節は、立位では足部と股関節の間に位置する中間関節として運動します。

よって関節可動域運動においても膝関節の機能特性を考慮して行います。

 

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変形性膝関節症(重度変形性膝関節症K/L分類)の運動プログラム

こんにちは、、Adettoの森です。

今回のテーマは「変形性膝関節症の重度変形性膝関節症K/L分類」です。

ADLにおける障害の軽減、移動能力の改善、廃用症候群の予防が重要となります。

1、歩行補助器具を使用した歩行能力の改善

2、生活状況を改善するための環境改善

3、廃用症候群を予防するための体力の維持・改善

以上の目的を達成するために、ADL指導、関節可動運動、筋力強化運動、協調性運動を

個々に応じて組み合わせていく必要があります。

 

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軽度から中等度変形性膝関節症(K/L分類)の運動プロラム

こんにちは、Adettoの森です。

今回のテーマは「軽度から中等度変形性膝関節症(K/L分類)の運動プログラム」です。

第一に、疼痛軽減、関節破壊と下肢変形の防止について考え、

1、大腿骨顆部と脛骨プラトーにより形成される関節面低合性の改善です。

2、副運動を伴う屈曲・伸展可動域の改善

3、股関節周囲筋による前額面での姿勢平衡の改善

4、膝関節周囲筋による動的安定性の獲得

上記が必要となってきます。

 

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変形性膝関節症(姿勢・動作分析)

こんにちは、Adettoの森です。

今回のテーマは「変形性膝関節症の姿勢・動作分析」です。

1、姿勢や動作を観察することで、どの部位に問題が生じているかを把握することができます。

姿勢の評価では矢状面と前額面での身体重心の変位を評価します。

そこから膝関節に生じる力学的ストレスを推測し、疼痛と関連付けて推測します。

2、動作解析では前額面・矢状面での関節モーメントや身体平衡にカウンターウエイトまたは

カウンターアクティビティのどちらかを用いるかを観察します。

3、変形性膝関節症の動作評価では両足立位での矢状面・前額面からの観察の他に、片脚起立動作、

椅子からの立ち上がり動作、振り向き動作は重要な情報を提供してくれます。

 

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変形性膝関節症(ADL)

こんにちは、Adettoの森です。

今回のテーマは「変形性膝関節症の日常生活動作」です。

1、変形性膝関節症の多くは日常生活が自立していることが多いです。

しかしながら日常生活の中で制限されている動作や活動が必ず存在しているので、

情報収集の段階で確認が必要です。

2、バーセル指数や機能的自立度評価法(FIM)などのADL評価では、

器質的変態や運動機能障害を十分に反映できない印象があります。

3、変形性膝関節症ではADL評価と課題遂行テストを行い、それを

生活能力の臨床指標とすることが望ましいと考えます。

課題遂行テストは、3m timed-up and go testや10m歩行時間などが有用であります。

その結果は、臨床指標として効果判定に使用できます。

4、杖やシルバーカーなどの歩行補助用具の使用は確認します。

5、Western Ontario and McMaster Universitise os-teoarthritis index(WOMAC index)は

国際的に使用され、身体機能を定量的に評価できます。

近年、我が国においても、日本版変形性膝関節症機能評価表が開発されています。

 

 

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変形性膝関節症(筋力評価)

こんにちは、Adettoの森です。

今回のテーマは「変形性膝関節症の筋力評価」です。

1、変形性膝関節症に特徴的な筋機能に関する所見として、

大腿四頭筋低下が多く報告されています。

変形性膝関節症では膝関節周囲筋だけでなく、姿勢や動作に関与する

股関節周囲筋、脊柱伸展筋群、腹部の筋群の評価を行うことが重要です。

変形性膝関節症では、前額面の姿勢平衡に重要な役割をなす

股関節が移転筋群・内転筋群の筋力評価が認められることが多いです。

2、必ず両側の筋力評価を行う必要があります。

3、筋力評価を行う際は、量的な数値を記録することも重要ですが、

代償運動の出現や可動域における力の出力状態の変化など質的な側面も

観察します。

 

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